撮影日の天気は大丈夫?天気予報サイトの違いを調べてみました
撮影日の判断に欠かせない要素、お天気
撮影日を決めるのに重要な要素であるお天気。
弊社スタジオを利用いただくお客様でも天気で日程を悩まれる方はとても多いです。
こればかりはどんな予報サイトを見ても確実な予報を立てることは難しいのですが、少しでも天候判断の助力になれないかと、
世にたくさんある天気サイトはそれぞれ何が違うのだろう、という疑問を調べてみました。
日本の天気予報のベースは日本気象庁
日本の天気予報の中心となって予報を行なっているのが、国営機関である日本気象庁です。
http://www.jma.go.jp
その他気象予報事業者は全て、気象庁から提供される観測データを多少なりとも参考に使いながら、
独自の観測データなども用いつつ、それぞれ独自の予報を立てているようです。
気象庁以外では大まかに分けて2パターン
1、国から許可を受けた天気予報事業者が運営している天気予報サイト
2、気象庁発表のデータや、1の予報事業者と契約して予報データを掲載している天気情報サイト
国から正式な認可を受けて独自の予報を立てている予報事業者は、気象庁サイトの情報によれば、法人、個人、地方自治体等併せて、全国で67事業者のみのようです。(17年5月14日現在)
予報業務の許可事業者一覧(気象・波浪)(気象庁公式サイトリンク)
さらにその中で、一般向けに公開している天気予報サイトを運営している事業者はわずか数社のみでした。
以下代表的な予報サイトです。
・「tenki.jp」(運営事業者:一般財団法人日本気象協会) http://www.tenki.jp 業界大手の予報事業者、一般財団法人日本気象協会が運営しているサービスサイト。日本気象協会は日本気象庁と名前が似ているので混同されることが多いようです。 特徴として、10日先までの予報を掲載しています。 ・「ウェザーニュース」(運営事業者:株式会社ウェザーニュース) |
その他予報事業者運営の予報サイト(事業者あいうえお順)
・「ライフレンジャー天気」(運営事業者:いであ株式会社) http://tenki.life-ranger.jp ・「ウェザーアイ」(運営事業者:伊藤忠テクノソリューションズ) ・「ウェザーマップ」(運営事業者:株式会社ウェザーマップ) ・「気象情報通信株式会社」(運営事業者:気象情報通信株式会社) ・「お天気ナビゲーター」(運営事業者:日本気象株式会社) ・「お天気.com」(運営事業者:株式会社ポッケ) ・「みんなの天気予報」(運営事業者:株式会社ライフビジネスウェザー) |
この中でどのサイトが良いのか、というのは予報の正確さでは確実なことが言えませんが、
無料で使える範囲内で得られる情報量と、サイトの見易さの2点から、個人的な判断でオススメを書かせてもらうと
PC閲覧なら、tenki.jp
スマホなら、ウェザーニュース、tenki.jp(それぞれアプリで)
かなと思います。
2、気象庁や天気予報事業者と契約して、予報データを流用している天気情報サイト
独自の予報を立てて掲載するのではなく、気象庁もしくは天気予報事業者と契約をし、提供される予報データを掲載しているサイトです。
以下代表的なサイト
・Yahoo天気 (掲載データ元事業者:日本気象協会) https://weather.yahoo.co.jp/weather ・goo天気 (掲載データ元事業者:日本気象協会) https://weather.yahoo.co.jp/weather ・MSN天気 (掲載データ元事業者:気象庁) |
これらのサイトには大抵、サイト内にデータ提供元事業者名が記載されています。
複数のサイトで確認するのが堅実
この何ヶ月か意識してそれぞれのサイトを見てきた主観的な感想を言えば、1週間前時点での予報は事業者によってバラバラなことがありつつも、3~4日前から集約していき、直近になればどの予報サイトもはほぼ同じような予報結果になっている印象です。
結局は、別々の予報事業者が運営している複数の天気予報サイトを常に見比べながら確認してくのが、一番堅実な方法ではないかと思います。
また、例えばYahoo天気とgoo天気はどちらも大手でよく見る方も多いかもしれませんが、共に日本気象協会からのデータを掲載しているので、掲載予報データは同じということになりますね。
すでに複数サイトを確認されている方も、情報元が重複していないかを確認してみて、サイトの見やすさなどで厳選していけば確認の手間が省かれるかもしれません。
以上、予報サイトの違いを調べてみました。
最後に身も蓋もないことを言ってしまうようですが、最終的には運に左右されてしまう部分も多い撮影日の天気。
弊社運営のハウススタジオにも、自然光やプール,海といった天候に左右される部分が売りのスタジオもあるので、少しでも撮影がうまくいく確率を上げるための天候判断材料の一つとして、参考にして頂ければ幸いです。